引きこもり・ニートの社会復帰が難しいと言われる3つの理由|最初に試したい脱出のススメ

  • 「子供の社会復帰が難しい」
  • 「何から始めたらいいかわからない」
  • 「このままだと子どもの将来が不安」

引きこもりの社会復帰が難しい理由には、お子様が抱える気持ちや価値観が関係しており解決難航ます

しかし、長期化してしまうと不安になったり、どうしたら良いか迷ったりしますよね。そうやって時間が過ぎて、親御さんだけで社会復帰を目指すのは難しい状態となります。

お子様と親御さんの間には、気持ちのすれ違いや思っている以上にデリケートな問題を抱えている背景があります。

そこでこのコラムでは、『引きこもりの社会復帰が難しい理由』をテーマに、試したい脱出方法や親御さんに知ってほしいお子様の気持ちを紹介します。読み終わった後には、社会復帰が難しい状態となっているお子様の社会復帰に向けて、新たな1歩を踏み出せる状態になるはずです。

将来を考えているその温かい気持ちを、お子様にまっすぐ届ける参考にしてください。

引きこもりの社会復帰が難しい理由とは?

引きこもりの社会復帰が難しい理由とは?

引きこもりの社会復帰が難しい状態は、子どもが抱えている気持ちや価値観によって親御さんとすれ違い難航するケースが多く当てはまります

そこで、お子様の気持ちを知るために、社会復帰を難しくしている代表的な以下5つの理由を知っておきましょう。

  1. 働きたいけど仕事がない
  2. 働きたくない気持ちが強い
  3. 家庭環境が影響している
  4. 体力が続かない
  5. 引きこもりの長期化で動き出せない

自らの価値観と照らし合わせながら、その違いにも目を向けてみてください。

理由1.働きたいけど仕事がない

まず、子どもが抱えている社会復帰が難しい背景に、「働きたいと思える、働けそうと思える場がない」という理由が挙げられます。

なぜなら、「働きたくない!」というわがままではなく、お子様が抱える気持ちやトラウマによって『自分に合う仕事がないと後ろ向きに考えている』ケースが多いからです。

例えば、厚生省が非求職無業者(無職・配偶者なし)を対象に、就職希望があっても求職活動をしない理由を調査して、以下の結果が判明しています。

就職希望があっても求職活動をしない背景
出典:若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-
※見やすくするため同様の内容を用いて認定NPO法人ニュースタートで独自に作成しています

子どもが働きたいと思える、働けそうと思える場がない明確な理由として挙げたのは、探したが見つからない・希望する仕事がありそうにないという「全体の13%ほど」です。

そして、その背景には知識・能力に自信がない(約12%)ことも見受けられます。こうした理由を合わせると、男性で約26.3%・女性で約20.3%の子どもが働きたいけど仕事がない(自信がない)と感じているのがわかりますね。

お子様は、親御さんの『働いてほしい』という言葉に焦りながら、働く場のなさに不安とジレンマを抱えてしまいます。

どうしても『わがままに見えてしまう』かもしれませんが、社会復帰は焦らずに助走期間として「まずはお子様の気持ちを聞く」ことが大切です。

理由2.働きたくない気持ちが強い

そして、働きたくない気持ちを強くもっている子どもがいることも社会復帰を難しくしている理由です。その背景には、就職活動の難化や実際に就職した際のトラブルなどの挫折経験があります。

例として、平成22〜31年に行われた内閣府の引きこもり群(計155人)を対象に調査した結果を、見やすく独自にまとめた表が以下の通りです。

引用:平成22年7月内閣府|若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査
平成28年9月内閣府|生活状況に関する調査 (ひきこもりに関する実態調査
平成31年3月内閣府|生活状況に関する調査 (中高年ひきこもりに関する実態調査
※見やすくするため同様の内容を用いて認定NPO法人ニュースタートで独自に作成しています

職場に馴染めなかった(人間関係を含む)が36.7%、就職活動がうまくいかなかったのが14.8%、合わせておおよそ40%の子どもが引きこもりのきっかけに『挫折を感じた経験』があります。

  • また同じ気持ちを味わうのが辛い・怖い
  • そもそも何のために働くのか考えられない
  • 自分のために頑張れない

挫折経験から上記のように考えてしまうと、働きたくない気持ちが強くなりやすいです。そうすると、社会復帰したい気持ちはあっても、社会から自然に遠ざかってしまいます。

さらに、働きたくない気持ちを伝えたくても、家庭環境によっては家族に相談できず前向きになれないケースもしばしばあります。

理由3.家庭環境が影響している

家庭環境が影響している

引きこもりの子どもが過ごす以下の家庭環境は、社会復帰へ前向きになれないケースに結びつきます

  • 親が毎日のように喧嘩している
  • 一方的に意見を言われるだけで何も話せない
  • 強要されて乗り気にならない

こうした環境では、お子様が気持ちを親御さんに伝える状況になりにくく、塞ぎ込んでしまって引きこもりを助長します。その他にも、特に多いのが親御さん(母親)の「心配性な言動」によって動き出せない場合です。

例えば、お子様がいざ就職活動をしようとすると「時間は大丈夫?」、必要なものを揃えていても「履歴書はちゃんと用意した?」「きちんと準備できていないかも…」となどと聞いてしまう。そうすると、お子様は徐々に不安になり「自分にはまだ無理かも…」と気持ちが萎んでしまいます。

そうすると、就職へ前向きになれなかったり、自分の判断に自信がつかなかったりと、また引きこもりを続けてしまう悪循環のきっかけとなりやすいです。

そのため、お子様が引きこもりから脱出するために、親御さんの価値観を変えたり、過ごしやすい家庭環境を整えたりなどの配慮は必要不可欠です。

理由4.体力が続かない

ここまでお伝えした理由の他に意外に見落としやすいのが、引きこもり生活が長引いた結果、働く・社会に出るなどの体力が続かないことです。

厚生労働省が平成30年9月に公開したデータでは、一般的な男女を対象とした結果であっても「運動習慣のある者の割合」が20〜30代で低いことがわかっています。

引きこもり生活が長引いた結果、働く・社会に出るなどの体力が続かない
出典:身体活動・運動を通じた健康増進のための厚生労働省の取組み

ましてや、一般的に引きこもりのお子様なら外に出る機会は少ない傾向があるため、運動不足の状態となっている可能性が十分にあり得ますよね。そうなると、いきなり就職して働くのは非常に辛く、集中力が低下した結果として失敗してしまう、という流れが起きてしまいます。

そのため、長期化している場合も含めて、少しだけ散歩や買い物に出かけるなど方法から徐々に体を慣らしていくことをおすすめします。

具体的には、実際に仕事を探すときに以下の条件で働ける場所を探してみてください。

  • 『日に数時間』
  • 『週に1〜2日程度』

これまで支援を続けてきて、いきなりフルタイムを希望する親御さんは実際にいました。

しかし、お子様にとって負担が大きく挫折してしまい、より引きこもりを助長する可能性が高くおすすめできません。

お子様に合わせたペースで社会復帰できるように、親御さんから無理のない支援を進めましょう。

理由5.引きこもりの長期化で動き出せない

最後に知ってほしいのが、お子様の引きこもりが長期化すると動き出せなくなり社会復帰がさらに難しいことです。期間が伸びるほど「外へのハードルが高く」なるほか、親御さんからの支援は届かなくなります。

以前まで、引きこもりの支援は「見守り」が基本でした。しかし、引きこもって自分を守り、傷を癒やして、考える時間の目安はおよそ1年です。仮に、見守りで解消できるなら最初の1年で多くの方が社会復帰を果たせているはずです。

引きこもりの理由は、たった1つだけとは限りません。それぞれが複合的に混ざり合うほど、引きこもりは長期化してしまってお子様が動けなくなる可能性が高まります。

引きこもりの社会復帰が難しいときは相談してください

引きこもりの社会復帰が難しいときは、ニュースタートにぜひ相談してください。数多くの支援を続けてきた経験からお伝えすると、動き出す目安は以下のようなタイミングです。

  • 見守りをはじめて約1年が経過している
  • 親御さんから支援をはじめて約2年で効果が出ていない
  • 引きこもりとなって3年以上が経過している

お子様の引きこもりは、長期化するほど親御さんの支援だけでは社会復帰が難しい傾向があり、『第三者からのアドバイスや支援』が必要となります。

まずは、気軽な相談から今の気持ちや悩みをお聞かせください

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引きこもりから社会復帰が難しいなら試したい3つの脱出方法

引きこもりから社会復帰が難しいなら試したい3つの脱出方法

では、引きこもりから社会復帰が難しいならどうしたら良いのでしょうか。ここからは、親御さんに向けて3つの脱出方法を紹介します。

  1. 体力づくりから進めてみる
  2. いきなり正社員を目指さない
  3. 専門の支援機関からサポートを受ける

具体的な対策を知って、適切なタイミングで支援する参考にしてください。

対策1.体力づくりから進めてみる

引きこもりの社会復帰が難しいなら、まずは体力づくりからはじめてみるのがおすすめです。

外に出られるならその方がいいですが、家の中で一緒に料理をしたり、掃除したりでも問題ありません。他にも、コンビニやスーパーへ一緒に買い物へ出かける、家で求人を見てみるだけでも良いです。

ここで大切なのは、目的や目標は設定しないで「何かを一緒にする」・「動き出す」こと。身体的な体力に限らず、精神的にも体力は必要ですから、お子様のペースで社会に触れ合う機会を増やしていきます。

対策2.いきなり正社員を目指さない

そして、いきなり正社員を目指すのはお子様にとってハードルが高いことも知っておくべき事柄です。一般的に、引きこもりが長期化しているほど、外へのハードルが高く、社会復帰に時間がかかります。

例えば、就職活動を実際に進めていくと『正社員は狭き門』という分厚い壁があるため、これまでのブランクがありながらすぐに達成できるものではありません。

また、親御さんはお子様がアルバイトをスタートさせたわずかの間は喜びを感じるものです。しかし、短期間で『正社員を目指しましょう。』と言い出してまうと、お子様は自分のペースを見失ってしまいます

そのため、親御さんがお子様に向ける「正社員思考」は無くしていきましょう

外出して社会に触れる機会を増やすような軽い助走となる働き方が、社会復帰を目指す子どもにおすすめです。いずれも場所を適切に選ぶとハードルを下げやすく、正社員として自信を持って働くための良い経験となります。

ちなみに、親御さんとお子様の世代では『仕事に対する考え方』が大きく異なります。なぜ正社員を目指すのをやめるべきなのか。より詳しくは、以下の記事を参考にしてくださいね。

さらに、引きこもりから3年以上が経過している、または支援が難しい場合は「第三者」に介入してもらう方法もおすすめです。親御さんからの支援がお子様に届きにくくなり、大きな効果を得るのが難しくなる時期の目安だからです。

例として、ニュースタートでは『仲間・役立ち・働き』をテーマに、若者たちが共同生活をしながら社会参加体験や働きの経験を経て、社会復帰を目指す取り組みを進めてきました。気になる方は、以下のページから詳細や体験談が確認できますのでチェックしてみてください。

>>共同生活寮『ニュースタート事務局』

対策3.専門の支援機関からサポートを受ける

最後の引きこもり対策として、先ほど軽く触れた専門の支援機関からサポートを受ける方法があります。

親御さんによる見守りや支援は、同じようなアプローチになりやすく「マンネリから長期化しやすい」です。そのため、ニュースタートでは見守りは1年、親御さんからの同じ支援は2年を目安に第三者の介入をおすすめしています。

専門の支援機関に相談すると、社会復帰が難しいお子様に向けて以下の支援が受けられます。

  • 寮(環境を変える・同じような経験をした人の中で過ごす)
  • 訪問支援(他人とつながるきっかけを作れる)
  • 仕事体験(仕事に自信が持てる)
  • アドバイス(新しい支援の方法が見つかる)
    ※ニュースタート事務局の場合

お子様の社会復帰は、長期化するほど親御さんだけで解決するのは難しい現状があります。アドバイスを聞くだけでも大きく動き出すケースもありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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親が知っておきたい子どもが抱える社会復帰の難しさ

親が知っておきたい子どもが抱える社会復帰の難しさ

ここからは、親御さんが知っておきたいお子様が抱える社会復帰の難しさをお伝えします。意外かもしれませんが、現代の子どもが育ってきた環境は昔と大きく変わり、価値観も変化しました。

そこで、代表的な子どもが抱えやすい「社会復帰が難しいと感じる気持ち」を例として紹介します。

  • 働くのが怖いと感じる
  • 履歴書が思ったより負担になる
  • 緊張して電話に対応できない
  • いじめられたら逃げ場がない
  • 受からない・雇ってもらえない
  • 親から受ける言葉が辛い

親御さんからの支援を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

働くのが怖いと感じる

まず、引きこもりの子どもは、以下のような気持ちを抱えて「働くのが怖い」と感じている可能性があります。

  • 就職が未経験である
  • 人間関係のトラブルが怖い
  • 人から向けられる視線が辛い
  • 自分に自信がない
  • 失敗したらという気持ちがある

人間関係のトラブルや失敗だけではなく、自分に自信がなく失敗してしまったらどうしようと歩き出せず、社会復帰が難しい状態は意外に多いです。こうしたお子様に、親御さんからすぐに働くよう意見を伝えても助走期間が足りずに挫折経験を味わい、さらに引きこもりが悪化するとも限りません。

子どもが抱える価値観の1つとして働く怖さがあることを考えて、徐々に社会と触れ合う機会を作って社会復帰を目指すといった段階的な支援を目指しましょう。

履歴書が思ったより負担になる

次に、働く意欲があって社会復帰を目指そうとした場合、大きな壁となるのが『履歴書』です。

  • 空白期間が長い
  • 空欄が多くて自信がない
  • 資格がなくて不安

子どもはこうした気持ちを抱えており、思っているよりも履歴書を前にするだけで不安になります。親御さんはただ書くように促すだけでなく、『空白期間や空欄などはどうしたら良いのか一緒に考えていく』ことが大切です。

また、難しければ人手不足で経験を問わない就職先を探したり、知り合いの所でボランティアとして少し働かせてもらい書くことを作ったりできます。

さらに、サポステといった協力企業があるため、体験からはじめて仕事ぶりを見てもらうのも1つの手です。

ニュースタートでは、実際に履歴書に書くことがなくても「体験やボランディアで働く姿をみてもらって、その後はスムーズに採用してもらえた」というパターンを経験してきました。

引きこもりの社会復帰では、「履歴書の空白期間や空欄など書くことがない恐怖」が思わぬ壁となるため、履歴書に頼らない別の手段も選択肢として持っておきましょう。

緊張して電話に対応できない

緊張して電話に対応できない

普段から人と会話する機会が少なくなり、電話を使い慣れていないと「緊張して電話が難しい」こともあります。

  • 知らない人からの電話を取る
  • 知らない人へ電話をかける

などは、引きこもりのお子様にとって思っている以上に負担が大きい行動です。応募の電話に限らず、面接の日程調整に必要な電話であっても以下の気持ちを抱えて難しいケースまであります。

  • 「何を話したら良いのだろう」
  • 「緊張してうまく話せないだろうから怖い」
  • 「まずは何から伝えるべきだろう」

こうした場合、対応に困ってしまって挫折してしまう前に定型文を用意したり、話す内容をメモにまとめておくなどの具体的な対処が効果的です。

お子様と一緒に作ってみるのも、親御さんからの社会復帰支援のきっかけとなるのでおすすめです。

いじめられたら逃げ道がない

社会復帰が難しい背景として「いじめ」にも目を向けておく必要があります。お子様は、いじめを受けたときに逃げ場がないケースがほとんどです。

将来を見据えたとき、自分に自信がないと以下の気持ちを抱えやすくなります。

  • いじめが怖い
  • 相談できない
  • どうしたら良いかわからない

そして、令和元年に内閣府が調査して、特集として公開している「長期化する引きこもりの実態」では相談先に親御さんが選ばれにくいことがわかっています。以下のグラフでは、青いラインが引きこもりの人、オレンジは引きこもりに当てはまらない人が対象です。

長期化する引きこもりの実態|相談先の推移
引用:特集2 長期化するひきこもりの実態|令和元年版子供・若者白書(全体版)

グラフをみると、引きこもりの子どもの場合は誰にも相談しないという割合が44.7%です。いじめが怖くて萎縮する、どうしたら良いか困って相談できなくなる、というように気持ちを抱え込んでしまう可能性が高いと言えます。

こうした背景から、いじめられたら逃げ道がなくなり引きこもりに戻ったり、長期化したりします

受からない・雇ってもらえない

そして、社会復帰が難しいと感じる子どもがぶつかる壁が「受からない・雇ってもらえない」という現実です。確かに、社会保障制度や就職支援などさまざまなサービスが増えてきました。

しかし、頑張っているのに受からなかったり、アルバイトでも雇ってもらえなかったりするケースはいまでもあります。

こうした経験は、お子様の自信を無くしてしまいやすいため、親御さんの支援が身近にあることが大きな拠り所となります。「落ちた=お子様が悪い」ではなく、一緒に悩みながら頑張っているお子様を支えて、無理なく社会復帰を目指してみてくださいね。

親から受ける言葉が辛い

最後にお伝えしたいのが、お子様が抱える親御さんから受けた言葉の辛さです。以下の言葉は、子どもの気持ちを傷つけてしまって、相談先として親御さんが選ばれにくくなる代表例です。

  • 早く働きなさい
  • なんでもいいから動きなさい
  • 何がしたいの?

辛い言葉を耳にしたくない気持ちは、「親身に相談に乗ってもらえない」という結論を助長してしまうと、親御さんの言葉は届かなくなり引きこもりは長期化します。このようなわかりやすい言葉だけに限らず、以下のような言葉も結果として子どもにプレッシャーを与えてしまいます

  • 正社員なの?
  • アルバイトは良いけど社会保障はある?

ときには、「心配そうに見つめる視線」がお子様の不安な気持ちを助長してしまうケースもあるほどです。

こうした経験から、1度でも親に失望して『もう相談しない…』と考えて向き合わなくなると、何も障壁のない第三者のほうがスムーズに話を進められるケースは意外に多いです。

たとえ親御さんであっても、1人の人間にできることは限界があります。

そのため、「子育ては2人の親では足りない」と考えて、第三者に依頼することも検討してみてください

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まとめ:引きこもりからの社会復帰は1つのきっかけで変わる

引きこもりからの社会復帰は1つのきっかけで変わる

引きこもりからの社会復帰は難しいですが、1つのきっかけで大きく動き出すのも事実です。

親御さんからの支援で大切なのは、お子様の価値観に合わせて自分の価値観を変えること、以下の基準で第三者からの支援に切り替えることです。

  • 見守り=1年まで
  • 同じ支援=2年まで
  • 引きこもりから3年以上経過している

ぜひ、以下の記事も参考にして今後を考えてみてください。

個別相談のご案内

同じ引きこもり・ニート状態であっても、その状況はそのご家族によってみな違います。
ニュースタート事務局では、ニート・引きこもりの解決のために、あなたの息子さん・娘さんに最もよいと思われる方法を、豊富な経験からご提案いたします。

監修者 : 久世 芽亜里(くぜ めあり)

久世芽亜里

認定NPO法人ニュースタート事務局スタッフ。青山学院大学理工学部卒。担当はホームページや講演会などの広報業務。ブログやメルマガといった外部に発信する文章を書いている。また個別相談などの支援前の相談業務も担当し、年に100件の親御さんの来所相談を受ける。

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