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子どもの引きこもりを解決!家庭内暴力から脱出する3ステップ

2016年12月14日

 

子どもに、殴られる。

蹴られる。

家や物を壊される。

暴言を吐かれる。

 

 

引きこもる子どもからの、暴力。

親にとっては、つらい地獄の日々ですよね。

 

引きこもりやニートの子どもを抱える親のうち、約2割が暴力をふるわれています。

 

最初から暴力をふるうような子どもではなかったと思います。

学校ではどちらかと言えばおとなしいタイプ。

ふつうの、いいご家庭で育っています。

 

「ふつうの家庭」の「ふつうの子ども」が、親に暴力をふるうのです。

 

長引くと、暴力はどんどんひどくなる傾向があります。

最初は物を壊すだけだったのが、ある日から親を直接殴りだします。

暴力は終わりがなかなか来ず、10年暴力が続いているケースもあります。

 

暴力は止まっているけど、いつ再開するかとびくびくしている。

子どもが怖くて、子どもの言うことを聞いてしまう。

そんな過去の暴力の影響で何もできない方にも、あてはまる方法です。

 

3つのステップで、家庭内暴力から脱出しましょう!

 

 

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  ステップ1 休戦

 

 

  親子が離れて、「休戦」する

 

家庭内暴力が起こったら、最初にするべきは「休戦」です。

いきなりすべてを解決しようとしてはいけません。

 

暴力のおさまる「休戦」状態を、いかに作り出すか。

 

それには、親子が離れることです。

物理的に離れてしまえば、暴力をふるわれることはありません。

 

 

  はれ物に触る対応は、「冷戦」であって「休戦」ではない

 

家庭の中で、暴力が出ないように、はれ物に触るような対応をするのは違います。

これは「冷戦」状態で、「休戦」ではありません。

 

「冷戦」とは、ちゃんとしたコミュニケーションがない状態です。

世間話程度はできたとしても、子どもの未来についての話など一切できません。

 

親として言うべきことはわかっているのに、

「子どもに暴力をふるわれないように」

「刺激しないように」

ということを優先してしまって、口に出せません。

 

「冷戦」の最中、子どもの中では、暴力のマグマがどんどん溜まっていっています。

このマグマは、いつか爆発します。

 

ほとんどの家庭で、「冷戦」の時期を通ったのち、暴力が始まります。

「冷戦」は、安全な状況ではないのです。

 

 

  「休戦」するには、親子が別々に暮らすこと

 

「休戦」するには、次の5つの方法があります。

 

①子どもに一人暮らしをさせる

②親が、子を残して家を出る

③親戚、知人、友人の家に子どもを預ける

④支援機関に預ける

⑤家庭に、家族以外の第三者(親戚、知人、友人、留学生など)を入れる

 

①~④ではすべて、親子が別々に暮らします。

これがやはり一番効果的です。

⑤は、家の中に他者がいつもいることで、家の空気が変わり、暴力を抑えます。

 

大切なのは、親も子もいったんお互いに離れて、別々の世界で生きてみるということです。

息苦しい、危険を伴う、家庭という密室から抜け出してみましょう。

 

 

  距離が近いと、「休戦」できない

 

一人になる子どもが心配なあまり、遠くに離れられない親がいます。

 

特に5つの方法の中では、①の「子どもに一人暮らし」を選びがちです。

その親がよくする失敗が、家の近所に住ませてしまうことです。

②の「子どもを家に残して親が出る」でも、家の近くのアパートに親が住もうとします。

 

これでは、暴力から離れられません。

 

子どもが頻繁に親の所へ通って、暴力をふるいます。

子どもの家に親を呼びつけて暴力をふるうこともあります。

 

距離が近いと、子どもの中の親への依存心、甘えを断ち切れません。

顔を見ようにも簡単に見ることができない距離が必要です。

 

 

  第三者を必ず入れよう

 

子どもの近くにいようとする大きな理由は、子どもが心配だからです。

子どもの様子を見てくれる第三者がいれば、親が近くにいる必要はありません。

 

5つの方法のうち③~⑤は、第三者が分かりやすく関わっています。

①一人暮らしや、②子どもを家に残す場合でも、生活を助ける人が必要です。

 

食事や、家の中がどうなっているか、病気をしていないかなど、親は心配が尽きません。

ですがその様子を見るのは、第三者に任せてください。

 

どの方法を選ぶにしろ、第三者の存在が不可欠なのです。

 

子どものことは第三者にお願いし、親は子どもと離れなければなりません。

きちんと「休戦」しなければ、暴力から脱出することができないのです。

 

 

  子どもと会わない覚悟を持とう

 

親と離れると、半分の子どもは、これ幸いと自分のペースで生活し始めます。

ですが残りの半分は、親を取り戻そうと、いつもと違う言動を始めます。

 

電話や手紙で、ごめんなさい帰ってきてと訴えます。

「死んでやる」と脅してくることもあります。

 

ですがここで戻っても、また暴力が始まるだけです。

親はぐっとこらえて、子どもと会わないようにしましょう。

 

ここで根負けして、家に戻ってしまう親もいます。

支援をしてもうまくいかないケースの多くは、このパターンです。

 

3つのステップ全てが終わるまで、子どもと距離を保たなければなりません。

親子のやりとりは、第三者を通じての手紙くらいで十分です。

 

1年間一度も会わない。

そのくらいの覚悟が必要なのです。

 

 


 

 

  ステップ2 多様な体験

 

 

  暴力は、「未来が見えない不安」からくる

 

休戦によって、暴力自体は表面的には解決します。

次は根本的な解決に向けたステップです。

 

そもそも、なぜ親に暴力をふるうのでしょうか。

 

引きこもっている自分への苛立ち。

親への不満や恨み。

親への申し訳なさ。

「何とかしなければ」という焦り。

だけど「何ともできない」もどかしさ。

 

そんな感情が家庭という密室で煮詰まり、ある日突然爆発するのです。

 

自己嫌悪が強いタイプ、親への恨みが強いタイプなど、いろいろいます。

共通する根本的な原因は、「自分の未来が見えないことへの不安」です。

 

未来に進みたい。

でも真っ暗闇の中、どこへ向かって足を踏み出せばいいのかわからない。

そんな状態で、子どもたちは引きこもっているのです。

 

 

  体験不足を補わなくてはならない

 

引きこもり、家庭内暴力の子どもに限らず、今の若者はあらゆる体験が不足しています。

 

親の価値観が大きく影響しやすい。

唯一の社会との接点、テレビやインターネットをうのみにする。

世の中にはいろんな人間がいて、いろんな考え方や生き方があると、理解できない、想像もできない。

 

これらはすべて、体験不足によるものです。

このような狭い視野で自分の未来を探しても、なかなか見つかりません。

 

まずは体験不足を補う必要があります。

補う体験は、大きく分けて次の3つです。

 

 

  人間体験、労働体験、社会体験をさせよう

 

①人間体験

 

多様な人、生き方に触れる機会を作ります。

人と話すような会に参加する。

誰かの話を聞きに行くのもいいでしょう。

寮などで多くの人と暮らしていると、自然と人間体験ができます。

「人間関係は今でも苦手だけど、人間が嫌いじゃなくなりました」

支援する中で実際に聞いた言葉ですが、これが人間体験の目指すところです。

 

②労働体験

 

実際に体を動かし、働く体験を継続的にします。

農業体験でも、知り合いの職場で手伝いをさせてもらうのでもかまいません。

「雇用」ではなく、あくまで「体験」として受け入れてもらいましょう。

朝起きて、働き、夜寝るという生活サイクルを作りましょう。

引きこもって動かない体と心に、力を取り戻す作業です。

 

③社会体験

 

「学校」と「家庭」しか知らない若者たちに、いろんな社会があると知ってもらいます。

海外旅行で異文化に触れる、四国お遍路に行くなど、旅行も社会体験のひとつです。

地域のイベントも、地域社会に触れる経験になります。

ボランティアに参加するのもいいですね。

企業での体験も、会社という社会を体験できます。

働いた経験がある人にとっても、他の会社を知る機会は大切です。

あの会社で嫌な思いをしたけれど、そうじゃない会社もあるのではと思ってもらえます。

多くの社会を体験させて、多様さを感じられるようにしましょう。

 

 

  体験の場に連れ出してくれる第三者が必要

 

子どもを体験に連れ出さなくてはならない。

でも、子どもが自分から積極的に参加していくことは考えにくい。

親は「休戦」で離れているので、関わることができない。

 

誰か第三者に、多様な体験の場に連れ出してもらう必要があります。

 

「休戦」中に様子を見てくれている人でも、別の人でもかまいません。

体験する先の人に連れに来てもらうのもいいと思います。

 

支援機関に滞在していると、体験先を持っていたり、様々な会を開催しているところがありますので、体験につなぐのは比較的スムーズだと思います。

 

 

  ステップ2にこそ、お金と時間をつぎ込もう

 

一人暮らしを始めてすぐ、焦ってバイトをしようとする人がいます。

でも、たいていはうまくいきません。

すぐ文句をブツブツ言ったり、他人のささいな一言にすぐ傷ついてしまいます。

 

暴力をふるう子どもは、多くが完璧主義者です。

完璧でない自分を許せません。

理想が高すぎるために、一人では何ともできず、親にあたる状況です。

 

いろんな人や社会を知ること、完璧でなくても幸せな生き方を知ることで、

「これくらいでいいんだ」

「これでいいんだ」

と思えるようになります。

 

親はこのステップ2にこそ、お金と時間をつぎ込むべきです。

親の人脈や知識を使って、多様な体験先を見つけましょう。

お金をかけて様々な体験をさせ、子どもの視野が広がるまでゆっくり待ちましょう。

 

子どもの視野が広がって、価値観がほぐれたら、やっと次のステップに進めるのです。

 

 


 

 

  ステップ3 自分の道さがし

 

 

  大切なのは、子どもが自分で決めること

 

外で仕事につく。

進学に向けて準備する。

 

将来に関わる具体的な行動をするステップです。

アルバイトも、この段階です。

不登校だったなら、学校に戻るのもひとつです。

 

大切なのは、「これから自分はどうしたいのか」「何をしていくのか」を、漠然とでもいいから、自分で決めることです。

 

自分で決めて、とにかく自分の足で歩いてみる、ということが大切です。

そうやって歩き始めても、いきなり未来が見えてくるわけではありません。

ですが、未来を探し始めた、という手ごたえを子どもは実感していきます。

 

 

  アドバイスする第三者が必要

 

引きこもっていた子どもにとっては、ひとつひとつの経験が未知のものです。

働いた経験があっても、空白期間のある経歴でやっていかなくてはなりません。

自分で決めた道でも、実際に進んでいくのは大変です。

 

ハローワークに行ったらどんな手続きをするのか。

履歴書はどう書いたらいいのか。

応募の電話はなんと言えばいいのか。

面接ではどう答えたらいいのか。

空白期間をなんと説明したらいいのか。

 

こんなひとつひとつが、大きなハードルになります。

彼らのそばにいてアドバイスをする、第三者が必要なのです。

 

それは仕事を始めてからも同じです。

 

職場でのあれこれも、初めてのことばかり。

以前の仕事での失敗をくりかえさないためにすべきことは。

人間関係の心配もあります。

せっかく仕事についたのに、いつのまにか会社を辞めて、再び引きこもる子どもも少なくありません。

 

決断は子ども本人がする。

だけど具体的な行動は、アドバイスや手助けをする第三者が必要です。

 

 

  正社員をきっぱり諦めよう

 

自分の道さがしで、忘れてはならない大切なことがあります。

「正社員の道を捨てる」ということです。

 

たとえ暴力がなくなっても、長く引きこもっていた子どもが正社員の職を見つけることは、ほとんど不可能に近いと思います。

もし正社員になれたとしても、勤め続けるには様々な難関があります。

 

正社員を目指す限り、うまくその道に乗れず、行き詰まってしまうのです。

 

特に親は、正社員をきっぱり諦める必要があります。

でなければ、子どもの決断や行動を、快く認めてあげることができません。

 

子どもがアルバイトを始めたとしても、

「ずっとこのままでいいわけない」

「次は正社員に」

という、無言の圧力をかけてしまいます。

この無言の圧力に、子どもはとても敏感です。

 

「まだ自分はだめだ」と自分を責めてしまうかもしれない。

終わりなく上を求め続ける親に、不満を感じるかもしれない。

これは暴力をふるう子どもの気持ちと同じです。

 

働きながら暴力があるケースや、アルバイトを辞めて正社員を目指してもうまくいかず、また引きこもって暴力が再開しまうことも多々あります。

 

せっかく働くところまで進んだのに、親の視線ひとつで、ふりだしに戻ってしまうのです。

 

 

  「家庭内暴力からの脱出」の完了

 

せっかく子どもが自分で歩き出した道を、親が支配してはいけません。

子どもは自分の道を自分で探し、自分で歩かなければならないのです。

 

自分で決めた道を、自分の足で歩き続ける。

そうしているうちに、だんだんと自分の未来が見えるようになってきます。

この先どうしたいか聞くと、答えが返ってくるようになります。

 

「1年はこのバイトを続けようと思います」

「自分の力で、一人暮らしできるようになりたいです」

 

その頃になると、子どもはもう暴力をふるうことはありません。

「家庭内暴力からの脱出」の完了です。

 

ほとんどの子どもは、この段階まで来ると、親に会って報告をしたがります。

やはり子どもが一番自分を認めてほしいのは、何と言っても親なのです。

 

 


 

 

  第三者が大切

 

 

  第三者を入れることが、最初の一歩

 

「第三者の」という言葉が、ずっと出てきたと思います。

 

ステップ1では、生活の面倒を見てくれる人。

ステップ2では、体験に連れ出してくれる人。

ステップ3では、アドバイスをしてくれる人。

 

どのステップでも、第三者の存在は欠かせません。

 

暴力がある場合、親がすべきことは、

 

①第三者を見つけて子どもをお願いすること

②きちんと子どもと離れること

 

このふたつだけです。

 

ですが、他者に自分の子どもをお願いするのは、気が引けるのでしょう。

誰にも助けを求めないまま、長く暴力を受けている親がたくさんいます。

親の義務だからと、子どもを手放しません。

 

親が直接子どもに何かをしようとしても、暴力を受けるだけです。

親以外の、他者に任せるしかないのです。

 

親が子どもを第三者にお願いすること。

これが最初の一歩であり、最大の一歩です。

 

 

  「信頼のおける他人」に、お金を払って頼もう

 

第三者は、支援機関やカウンセラーでもいいですし、親戚や友人でもかまいません。

一人でも、ステップによって違う人になってもいい。

「信頼のおける他人」であれば、だれでもいいのです。

 

たった1時間、たった1回の相談だけで事態が好転することはまずありません。

根気よく何回も相談に乗ってくれて、実際に子どもを連れ出してくれる人でなくてはなりません。

 

これはボランティアで出来るほど、簡単なことではありません。

多くの時間と労力を使います。

たとえ兄弟親戚であっても、お金を払うべきです。

そのくらいシビアに考えないと、「家庭内暴力からの脱出」はうまくいきません。

 

 

  第三者に、病院を選ばないこと

 

第三者に任せようと言うと、病院に連れて行こうとする親が少なからずいます。

 

引きこもり、暴力の大半は、原因は病気や障害ではありません。

長く引きこもっていれば、病気のようになるのは当たり前です。

未来が見えないことが原因ですから、薬で治すことはできません。

 

逆に、親に病気や障害を疑われる子どもの気持ちを、想像してみてください。

親子関係がさらにこじれる可能性が高くなります。

 

病気の治療が必要な子どもや、障害の子どもも、中にはいます。

ですがそれは、ステップが進む中で行き詰まった時に、初めて考えればいいことです。

 

その時はすでに、受診を勧めサポートしてくれる第三者がいるはずです。

第三者に病院を選ぶことは、絶対に避けてください。

 

 


 

 

  まとめ

 

 

3つのステップで、家庭内暴力から脱出することができます。

 

 

●ステップ1 休戦

 

親子が物理的に離れれば、暴力はふるえません。

これが「休戦」です。

 

暴力が出ないようにとはれ物に触るような対応をするのは、「冷戦」であって「休戦」ではありません。

「冷戦」の最中は、いつ爆発するかわからない暴力のマグマが、子どもの中にどんどん溜まっていっています。

 

「休戦」するには、次の5つの方法があります。

①子どもに一人暮らしをさせる

②親が、子を残して家を出る

③親戚、知人、友人の家に子どもを預ける

④支援機関に預ける

⑤家庭に、家族以外の第三者(親戚、知人、友人、留学生など)を入れる

 大切なのは、親も子もいったんお互いに離れて、別々の世界で生きてみるということです。

 

別々に暮らしても、互いの家が近いと、「休戦」できません。

子どもが頻繁に親のところへ来て、暴力をふるう可能性があります。

 

5つのどの方法を選ぶとしても、生活の面倒を見る第三者が必ず必要です。

子どもの様子を見るのは、第三者に任せましょう。

 

親と離れると、子どもは親を取り戻そうといろんな言動をします。

ここで戻っても、また暴力が始まるだけです。

親はぐっとこらえて、全てのステップが終わるまで、距離を保ってください。

 

 

●ステップ2 多様な体験

 

暴力の根本的な原因は、「自分の未来が見えないことへの不安」です。

その不安が自分や親への苛立ちや焦りになり、家庭という密室で感情が煮詰まり、暴力となるのです。

 

引きこもっていると、あらゆる体験が不足しています。

少ない体験から得た狭い視野で自分の未来を探しても、なかなか見つかりません。

次の3つの体験をして、体験不足を補いましょう。

 

①人間体験 多様な人、生き方に触れる機会を作る

②労働体験 働く体験を継続的にして生活リズムを整え、心と体に動く力をつける

③社会体験 海外旅行やボランティア参加などで、いろんな社会があると知ってもらう

 

子どもが自ら体験の場に参加していくことは考えにくいでしょう。

子どもを連れ出してくれる、第三者が必要です。

 

一人暮らしをしていきなりバイトをしようとしても、うまくいきません。

多様な生き方や社会を知り、子どもの視野が広がってからです。

親はこのステップ2にこそ、お金と時間をつぎ込むべきです。

 

 

●ステップ3 自分の道さがし

 

実際に仕事を始めたり、進学に向けて準備をするなど、具体的な行動をします。

大切なのは、「これからどうしたいのか」を子どもが自分で決めることです。

自分で決めて、とにかく自分の足で歩いてみることで、未来に向かっている手ごたえを実感していきます。

 

就職活動ひとつとっても、引きこもっていた子どもは未経験のことが多くあります。

仕事を始めても初めてのことばかりで、ハードルがたくさんあります。

アドバイスや手助けをする、第三者が必要です。

 

正社員の道は、きっぱり諦めてください。

正社員になるのは引きこもっていた子どもには難しく、目指すと行き詰まってしまいます。

親の頭に正社員があると、バイトを始めても「次は正社員」という無言の圧力をかけてしまいます。

その圧力で、また引きこもって暴力が再開する可能性があります。

 

自分で決めた道を、自分の足で歩き続けるうちに、自分の未来が見えてきます。

その頃には、子どもはもう暴力をふるうことはありません。

「家庭内暴力からの脱出」の完了です。

 

●第三者が大切

 

3つのステップ全てに、第三者の存在が必要です。

①第三者を見つけて子どもをお願いすること

②きちんと子どもと離れること

暴力がある場合、親がすべきことはこのふたつだけです。

 

第三者は、「信頼のおける他人」であれば、だれでもかまいません。

根気よく何回も相談に乗ってくれて、実際に子どもを連れ出してくれる人でなくてはなりません。

多くの時間と労力を使いますので、たとえ兄弟親戚であっても、お金を払うべきです。

 

第三者に病院を選んではいけません。

引きこもりや暴力の大半は、原因は病気や障害ではなく、「未来が見えないこと」です。

親に病気や障害を疑われることで、親子関係がさらにこじれてしまいます。

 

 

 

暴力がある場合は、まず親は第三者を見つけて、子どものことをお願いしましょう。

自分は子どもから離れましょう。

第三者の関わりのもとで、「休戦」「多様な体験」「自分の道さがし」の3つのステップを踏ませます。

すると、家庭内暴力から脱出できるのです。

 

 

 

 

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