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【働けなかった僕たちの本音】寮生Hさん(20)「そろそろ変わらないとな」

2018年9月10日

 


ひきこもり・ニートの若者講演会「働けなかった僕たちの本音」を行徳センターにて開催しました。

 

講演会に参加した若者から、今回は女子寮生Hさんの話を抜粋しました。

 

Hさんは自分でニュースタートを見つけ、レンタルお姉さんの訪問を経て、入寮しました。

 

 

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 ――ニュースタートに来る前のことを教えてください。

 

完全な引きこもりというわけではなく、友達と遊びに行ったりとか、犬を飼っているので散歩に行ったりとか。

何か目的があれば外には出ていました。

 

――学校に行けなかった時期は、親はどんな風でしたか。

 

不登校の時は「なんで学校に行かないの」とか「何かあったの」とか言われて。

最初は心配させたくないとか、自分がいじめに遭っている事が恥ずかしいとか。

そういうのがあって距離は置いてました。

 

――言われて嫌だった言葉はありますか。

 

「あんたが家にいると家族が幸せじゃない」とか。

結構きつい事を言われたりとかはあります。

 

――家にいる生活の中で、何か心の支えみたいなものはありましたか。

 

心の支えは愛犬です。

 

――ニュースタートに来たきっかけを教えてください。

 

中学の頃から親に「二十歳になる前にどうにかしなさい」とずっと言われてきていて。

「まあ何とかなるかな」とか思ってたんですけど。

19歳になった頃から、「ヤバイ、1年しかない、どうしよう」という焦りがあったのと、「そろそろ変わらないとな」というのがあって。

インターネットで色々検索してたらニュースタートを見つけて。

興味を持ったきっかけが「レンタルお兄さん、お姉さん」だったので、「これは何だろう」と思いました。

いきなり入寮するのはハードルが高かったので、「レンタルお姉さん」を頼んで入寮しました。

 

――「レンタルお姉さん」というのは、自分で家から出るのが難しい若者に対する訪問活動です。

最初は手紙や電話から少しずつコンタクトを取って関係を作っていって、1ヶ月位した後に初めて訪問をしてという流れが一般的です。

彼女の場合は入寮して仕事体験など色々な体験を積みたいという本人の希望があったので、そこに繋ぐための訪問でした。

一緒にここの見学をしたり、外出する練習を一緒にしたりしました。

レンタルお姉さんの印象はどうでしたか?

 

最初に手紙が来た時も普通に返信をしたりとか。

電話が来た時も普通に自分で出たりとか。

訪問は私の場合はなくて、初めて電話した時に「大丈夫そうだから一緒に出掛けない?」みたいな感じになって何度か出掛けたりとか。

ニュースタートの方に自分から見学に行ってみたいと話して、ちょくちょくこっちに遊びに来ていました。

 

――レンタルお姉さんや寮に入りたい話をしたら、お父さんとお母さんは何と言いましたか?

 

やっと自分で意見を言ってくれて良かったという感じです。

 

――ニュースタートでは、どんな生活をしていますか?

 

入寮して4ヶ月ちょっと経ったんですけど、ニュースタートの仕事はちょっと・・・

元々体力が無いとか、働いた事が無いとかそういう事もあって。

今は週に一回ぐらいしか出来てなくて。

体調を崩してしまったりして・・・

 

――体調が悪い時は無理せずに様子を見ながら・・・という感じです。

Hさんは今回の講演会もそうなんですけど、スタッフの手伝いなど、自分の出来るところから色々やってくれています。

ニュースタートの寮生は9割が男性で、女性が少なくて不安だったと思います。

実際に生活してみてどうですか?

 

女子寮生は私を含めて3人しかいなくて。

5年間のブランクがあって今も緊張してるんですけど。

みんな優しくて話しかけてくれるので、徐々に慣れてきて。

今は話している人の輪があれば自分から行って入るようには頑張ってます。

 

――ニュースタートで印象的な出来事を教えてください。

 

こっちに来て20歳になったんですけど、寮生のみんなが誕生日を祝ってくれて。

ケーキとかを作ってもらったり・・・

 

――これからの希望は何ですか?

 

とりあえずそろそろ本気を出さないとな・・・と思っているので。

体力をしっかり付けてニュースタートの仕事の日数も増やして。

あとパソコンが出来ないのでパソコン講座に参加して。

徐々に復帰できればと思っています。

 

  

 


 

 

 

入寮時は19歳と若いHさんですが、自ら入寮を希望し、いきなり入寮ではハードルが高いからとまずはレンタルお姉さんという所まで、自分で決断しました。

寮では気持ちに身体がついて来ず、苦戦しています。

それでも男性の寮生やスタッフ達にもよく話しかけ、コミュニケーションにとても前向きです。

 

Hさんのように自ら希望してニュースタートに来たという人は、実は寮生の1割程度です。

彼女のように自分で決断してくれれば、思われる親御さんは多いでしょう。

ですがほとんどがそう簡単には行かない、ということは覚えておいていただきたいと思います。

 

 

 

 

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